チョコレートスパ

開放療法はある特定のストレスフルな状況を体験した子供に用いられる。レヴィは精神分析的な解釈を不要とし、遊ぶことそれ自体に解除反応効果(抑圧された感情を解放する効果)があるというアプローチを取った。開放療法での治療者の役割は遊戯の場面の展開者となること、子供の不安反応を引き起こすような経験を遊具を通してリクリエイトさせることである。まず、子供は自由に遊ぶことでお遊戯室や治療者と慣れ親しみ、次に、治療者の裁量で子供にストレスを生じさせるような遊具を与える。遊具を通したトラウマ体験の再活性化は子供の苦痛を開放させる働きをする。もう1つの過程においては、子供が自由な遊びを自分自身で展開していく。”演じきること”、つまり経験を再活性化するプロセスの中で、子供は遊びを自らの統制化に置き、過去の経験における受動的な役割を”演じさせられていたもの”から能動的に役割を”演じるもの”になるのである。 バージニア・アクスライン(Virginia Axline) アクスラインはロジャーズの非指示的療法を遊戯療法に取り入れた。非指示的遊戯療法は子供をコントロールしたり、変えたりしようとはしない、それは子供はいつ何時も完全な自己実現に向けて邁進しているという理論に基づいている。非指示的遊戯療法の目的は子供自身による自己認識と自己による方向付けである。設備が整えられた遊戯室のなかで子供は自分の思うがままに遊んでも沈黙を保ってもよい。そして、治療者は子供が言ったことを積極的に繰り返すのである。 現在では、1959年にアクスラインが提唱した8つの基本原理が遊戯療法の基盤として位置づけられている。 治療者はできるだけ早くよいラポート(親和感)ができるような、子供とのあたたかい親密な関係を発展させなければならない。 治療者は子供をあるがままに受け入れる。 治療者は、子供が自分の気持を完全に表現できるような自由感を味わえるように、その関係におおらかな気持をつくり出す。 治療者は子供の表現している気持を油断なく認知し、子供が自分の行動の洞察が得られるようなやり方で子供の気持を反射する。 治療者は、子供にそのようにする機会があたえられれば、自分で自分の問題を解決しうるその能力に深い尊敬の念をもっている。選択して、変化させる責任は子供の責任である。 治療者はいかなる方法でも、子供の行ないや会話を誘導しようとはしない。子供が先導するのである。治療者はそれに従うのである。 治療者は治療をやめようとしない。治療は緩慢な過程であって、治療者はその緩慢な過程であることを認識している。 治療者は、治療が現実の世界に根をおろし、子供にその関係における自分の責任を気づかせるのに必要なだけの制限を設ける。 幼児(3から4歳)から児童期(11から12歳)までが中心的な対象となる。 ただし、大人も遊びに従事することで、単なる言語化では気づき得ないことに至ることができるとし、大人に対する遊戯療法も実施されることがある。 週1回50−60分で実施される。 適当な広さがあって、FX 面に問題の少ない部屋が用いられる。 ボール遊びのことなどを考えて、蛍光灯にカバーがしてあることや多少の水遊びをしても下の階に水漏れしないなどの配慮が必要である。 遊具は、クライエントが内面的世界を表現する目的と、楽しさを味わったり、創造性を発揮する目的を持っている。 箱庭用具、描画用具、家族人形、動物人形、刀、鉄砲、パンチ人形、野球盤、将棋、オセロ、ボール、乗り物、積み木などが用いられる。 子供と子供が遊び病気が治った例もある。 遊戯療法で用いられる主な手法は患者の副交感神経をリラックス状態にしたりその状況での医師との会話などが主な手法として使われている。 箱庭療法【はこにわりょうほう/Sandspiel Therapie (独)/Sandplay Therapy(英)】 箱庭療法は心理療法の一種で、箱の中にクライエントが、セラピストが見守る中で自由に部屋にあるおもちゃを入れていく手法。表現療法に位置づけられるが、作られた作品は言語化されるときもある。基本的に自由に見守られながら表現することが重要であるといわれている。現在は成人の治療にも使用されるが、もともとは遊戯療法(Play Therapy)から派生した。米国や欧州など、世界で用いられる手法であるが、日本でも幅広く用いられている。 英国の小児科医でクライン派のローエンフェルト(Lowenfeld,M.)が世界技法(The World Technique)を作り、1929年に発表した。その後、スイス人のドラ・カルフ(D.Kalff)がユング心理学を基盤としてさらに発展し、「砂遊び療法」(Sandplay Therapy,Sandspiel Therapie)として確立した。 箱庭療法は当初は主に子ども用のセラピーとして使用された。その理由として、子供や思春期の人間は複雑な概念や言語の構成が苦手であり、どちらかというと、遊びや象徴的な表現の中で、自己表現をすることが多く非言語的な手法による治療は有意義との意見がある。しかし、その後、子供だけでなく、広く精神障害を持つ患者に使用されている。また、世界的に日本ほど、箱庭療法が急速かつ、広範に普及した例はなく、現在は日本から中国・韓国などの地域にもFX 取引 に広まっている。また、ヨーロッパ・米国においても使用されている。 近年、箱庭療法は施行の手軽さゆえ、多くの人々に安易に施行される傾向がある。しかし、訓練を受けず、素人療法的に箱庭を施行することは危険であるとされる。箱庭療法の専門的訓練を受けられる正式な機関は、現在、臨床心理士を養成する臨床心理士指定大学院である。箱庭療法の施行においては、臨床心理学を専門とする大学院で高度な専門訓練を受けた者がセラピスト(臨床心理士ないしは、教授の指導下にある訓練中の大学院生・修士課程、博士課程)としてその場に居合わせる必要があり、それなりの制度的整備があったうえでなされる必要がある。訓練期間は、大学院修士課程2年で、博士課程の3年を合わせると約5年に及ぶ。箱庭に興味がある場合は、単に箱庭に注意を取られるのではなく、セラピストを自分の目でよく選ぶ必要がある。また、臨床心理士によってもオリエンテーションが異なるので、その点も注意が必要といえる。 ユング研究所に留学中だったFX 隼雄の友人が、カルフに日本人がスイスで研究していることを告げ、河合とカルフが会うことになる。カルフと会った河合は、箱庭療法を体験することになるが、箱庭を見た際に、直観的に河合がかつて小学生の頃に見た「箱庭遊びと似ている」と思ったという。河合隼雄は箱庭療法に接した際、欧米と比較して非言語的表現の多い日本の文化に適していると思い、日本へ導入したと語っている。(「箱庭療法」はSandplay Therapyの河合隼雄による訳である。) そして1965年、河合隼雄により箱庭療法が日本に紹介された。最初は天理市と京都市に導入され、実践と同時に多くの箱庭療法に関する研究も京都大学の河合隼雄や、山中康裕、岡田康伸(3人ともに臨床心理士)などを中心に行われる。その後は、一つの大学にとどまらず他の大学においても活発な実践・研究が行われるようになる。 現在では、病院・学校等の心理相談室・心理療法一般・そして少年鑑別所などの機関で使用されている。その後、日本箱庭療法学会が設立される。 日本には、伝統的にお盆の上に石を置き、風景を作る盆石(ぼんせき)や、盆山・盆景などがあり、古くから箱庭で遊ぶ文化があったという。江戸時代末期から明治初頭にかけては多くの流派があった。湯川秀樹は幼い頃、盆石遊びをし、その遊びを通して「自分の世界を作っていた」という。このように、箱庭が日本に古くから伝わる遊びや風習の中にあったといえる。 1985年に国際箱庭療法学会(International Society for Sandplay Therapy) が設立された。

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